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「突然の明日」大阪公演の成功を大切に 全損保大阪地協議長 喜田義治(民主法律216号・1993年2月)

全損保大阪地協議長 喜田義治

  「過労死」これはまぎれもなく、企業による従業員殺しという殺人行為を現わした言葉だと思います。
  人は誰でも、働いてきてよかった仕事、生きてきてよかった人生を求めるでしょう。
  損保の職場でも、働きがいを求め、産業の持つ社会公共性にひかれ入社してくる人は少なくありません。その善意と良心を逆手にとって、儲けのためには、死ぬまで働かせる日本の大企業の横暴を許すわけにはいきません。
 なんとしても労働組合の力を強くして、国民的な世論づくりをしていきたい。こんな思いで 〝アフター5の会″ の運動にも参加してきました。今回の大阪公演への思いも同じです。
  しかし、思いの強さはど私自身十分な事前のとりくみはできませんでした。正直初日の受付にスタンバイした時は少々不安でした。
  この不安が感激にかわり、実行委員メンバーがだれからともなく喜びの握手を交わしだすまでは、30分とかからなかったように思います。
  この成功に私自身大変励まされました。労働組合の過密スケジュールの合間をぬってご奮闘いただいた徳山大阪労連議長や全商社の江口さんを初めとする多くの労働組合の幹部の皆さん。雨の中の労組訪問、深夜にわたっての実行委員会、徹夜の作業など奮闘された実行委員会の皆さん。そして、劇団『きづがわ』の皆さん。
  素直な呼掛けに応える大阪の力を改めて強く感じました。
  公演は終わりましたが、93春闘に向け大企業の横暴を許さない闘いはこれからが本番です。
  従業員あっての企業、府民がいてこその大阪を実現するため、この成功をバネに引き続き頑張りたいと思います。
                                              (民主法律216号・1993年2月)

1993/02/01