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過労死・過労自殺110番実施します

過労死・過労自殺110番のご案内

 大阪過労死問題連絡会が過労死・過労自殺のご遺族らの電話を受け、一緒に労災申請や民事損害賠償請求について考える過労死110番を始めて、今年で30年になります。昨日4月12日は、30周年記念シンポジウムを開催し、60名弱の参加者と共に、30年の歴史を振り返りました(NHK報道:https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180413/3795031.html)。

 30年前の初めての過労死110番の第1号相談者は、大手企業の工場で班長をしていた夫を長時間労働で亡くした平岡チエ子さんでした。当時は過重労働で人が亡くなることが労災だという認識が乏しい時代で、労災認定は「らくだが針の穴を通るくらい難しい」と言われていたほどでしたが、平岡さんご一家の熱意と連絡会所属の医師、弁護士、そして支援者らの協力の下、労災認定を勝ち取ることができました。
  それから30年、今も過労死・過労自殺は後を絶ちません。
 しかし、現在では、過重労働やハラスメントのような精神的負荷が人の健康を蝕み、脳・心臓疾患、精神障害を引き起こすことは周知の事実となっています。また、過重労働による脳・心臓疾患や精神障害に関する労災の認定基準ができたり、随分と改訂されています。
 他方で、行政に労災を認めさせたり、使用者の責任を問うには、ご遺族だけでは難しいこともあります。

 大阪過労死問題連絡会では、平日9時30分から17時30分、奇数週の土曜日9時30分から12時30分の間、無料で常設過労死・過労自殺110番(電話番号は以下と同じ)を実施していますが、30周年を記念して、今週土曜日、相談回線を増やして、以下のとおり無料過労死・過労自殺110番を実施します。
 大切な方が亡くなった原因が過労死・過労自殺ではないかと思い当たることがあれば、どうぞご連絡ください。連絡会所属の弁護士が一緒に考えます。NHK関西の報道⇨http://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20180414/3796081.html

 ◼️日時:平成30年4月14日(土)10時00分から15時00分
 ◼️電話番号:06−6364−7272

※メール・FAXでの相談は24時間365日受け付けています
FAX:06−6636−9364
メールのお問い合わせはトップページ右上の問い合わせフォームよりご相談ください。

【問い合わせ先】
 連絡会窓口:あべの総合法律事務所 06-6636-9361
   弁護士上出・和田

2018/04/13